4 日本の伝統的なアクセサリーや宝飾品
日本は広く知られる伝統的な宝飾品を作るだけでなく、伝統的でありながらも面白いアクセサリーを作ることでも知られています。
日本のデザインと言えば、制作側の多くは、これまで長く受け継がれ、そう簡単に消え行くことのない伝統的なものを好む傾向がありますが、一方で新しいものを作ったり、伝統を生かして新しいものを生み出す制作者もいます。
いずれにしても一つ言えるのは、ハンドメイドの宝飾品は値が張るということです。もし購入を検討している場合には、その点を心に留めておいてください。
もし情報を探しているだけであれば、日本の代表的な宝飾品を下に挙げていますので、どうぞ続きをお読みください。
- かんざし
- 赤銅ジュエリー
- 扇子
- 手鏡
-
かんざし
かんざしとは装飾的なヘアピンのことで、かんざしが特徴の一つでもある芸者だけでなく、日本中の一般女性が広く身に付けてきました。その歴史は先史時代にまで遡り、その当時は粘土や石、動物の歯で作られていました。
当初これらのヘアピンは悪霊から身を守るために身に付けられていましたが、時を経て伝統的な習慣となったそうです。
代表的なかんざしはこちらです。
– つまみかんざし – 絹で出来た花の形のもの
– 花かんざし – 季節の花をあしらったもの
– 錺(かざり)かんざし – 金または銀製のもの
– 玉かんざし – 長い棒状の日常的に身に付けられていたもの
– 櫛(くし) – 櫛型のもの
-
赤銅ジュエリー
赤銅ジュエリーとはデザインや作り方を指しています。赤銅とは4~10%が金、90~96%が銅で出来ています。昔は刀の装飾にも使われていました。
赤銅ジュエリーは水や高温に弱いのが特徴です。
-
扇子
扇子は日本においてとても有名な伝統工芸品の一つです。日本製の繊維や木で作られており、様々な形があります。
代表的なものとしては次の3つの形が挙げられます:
- うちわ
- 扇子(茶扇)
- 舞扇子
うちわは木や竹に絹や和紙を貼ったものです。固く、折り畳むことは出来ません。
扇子も和紙や絹で作られていますが、こちらは折り畳みが可能で、目的にもよりますが、広げると20cm(7.8インチ)から24cm(9.4インチ)くらいの大きさになります。同じ扇子の仲間でも茶扇は一回り小さく、他者に敬意を示したり、謝罪をする際に使われていました。
舞扇子は日本の伝統的な舞踊で使われてきました。
-
手鏡
手鏡は通常漆塗りで作られています。他の鏡との相違点は、裏面に伝統的なモチーフがデザインされ、ニス塗りで仕上げられているところです。